大変お待たせしました。やっと「トンカラリン(信曽・石のくら)」に行って来ました。
謎のとんねる「トンカラリン」は昭和51年6月、安芸津郷土史を語る会により発見されたそうです。その当時はみかん畑の中で見つかったようですが、今回訪れた時は杉の木立の中に隠れるようにありました。未だに一体誰が何時、何のために造ったのかわかっていない。そこを訪れて、実際に穴の中をくぐってみたけれど、ますます疑問に思います。
安芸津郷土史を語る会の資料参考
「トンカラリン」という名前は、熊本県に似たようなものがあり、そこでは穴の中に石が落ちた時「トンカラリン」という音がしたためにこの名がついたと言われています。
福山女子短期大学学長重松明久教授によると、この遺跡は水神とされる龍の棲家の井戸と白虎の住む横穴を連結し、二神合体のシンボルとして構築されたものだろうとのことである。この穴をくぐると「無病息災」「金銭的に恵まれる」という考え方があるというので、頑張って穴をくぐってきました。
トンカラリン入り口
トンカラリンの内部
やっとどうにか通れるくらいの広さでした。懐中電灯を持って行かなかった為、実際は中は真っ暗闇で、手探りでどうにか進みました。
井戸の底から出口を見上げる
本当に不思議な遺跡です。