文治元(1185)年、壇ノ浦の戦いで破れた藤原景清(平景清)は、源平の戦いで死亡した一族の霊を弔うため、大田宇井坂峠に地蔵堂を建てました。
首なし地蔵はこの地蔵堂に祭られています。
首なし地蔵は、武士の風習として武運の占いのために景清が試し切りにしたところ、一刀のもとに首を切り落としたといわれ、首がないために「首なし地蔵」といわれるようになったそうです。
東広島市指定 重要文化財
毎年8月には、地蔵祭りが行われています。
昔から諸願成就、諸病平癒、特に眼病に対して霊験あらたかであるといわれ、現在も信仰する人が多いと書かれてありました。